理事長あいさつ

近影

 組合員の皆様には土地改良区の取り組みにあたり多くのご理解、ご協力をいただきありがとうございます。
 このたび役員改選により、理事長という重責を担うこととなりましたのでご挨拶申し上げます。
 かづの土地改良区は平成15年県内他地区にさきがけ 管内6土地改良区が合併、管内の農業用施設や農地の 管理、基盤整備事業の推進、農業環境の維持向上、農業振興等に主体的に取り組んできました。
 最近はこれまでに県、市の業務であった各種事業の 窓口を土地改良区が担うようになってきました。地域農業に果たす土地改良区の役割が
多大になってきています。
 一方、農業用施設の老朽化や農業従事者の高齢化による担い手の確保が喫緊の課題となってきました。農業従事者の減少も著しく農水省によるとこの20年間で半減している上、今後の20年間で現在の20~25%になるとしています。
 これまでの農業形態、環境とは全く異なる時代に入ってきています。土地改良区自体も昨年9月、県の監査により組織経営のあり方、財務の抜本的見直し、職員待遇の改善等現況に対応すべく厳しい指摘を受けました。合併して20年が経過、これまでのやり方、踏襲だけでは難しい状態になっています。
 山間部を中心とした頻発する水害対応、5地区のほ場整備事業の推進など、これまで以上に行政との連携が求められています。
 今後この地域の農業を発展させ生活環境を維持向上させていくためには多くの課題と困難がありますが真摯に取り組んでいく所存です。
 今後とも組合員の皆様にはご協力くださいますようよろしくお願い申し上げます。