令和6年度臨時総代会を開催しました

 令和6年度臨時総代会を令和6年5月29日(水)午後6時より、鹿角市山村開発センター視聴覚ホールにおいて開催されました。末広地区総代の米沢博美氏が議長に選任され、慎重審議の結果、提案された全7議案全て原案どおり可決されました。
 当日は、鹿角市長 関 厚様、秋田県鹿角地域振興局農林部長 小林満様より来賓として総代会にご臨席いただき、祝辞を頂戴しました。

<出席者数>総代50名中、実出席30名、書面議決書13名、委任状1名、合計44名

【理事長開会あいさつ】

 皆様農繁期となりお忙しい中出席頂きありがとうございます。
 本日はお忙しい中、来賓として鹿角市の関市長様をはじめとして、鹿角地域振興局の小林農林部長様、武井課長様、嶋津チームリーダー様に出席いただきありがとうございます。
 今日の総代会の案件は令和5年度の決算となります。一昨年の県の132条検査の結果を受け、改善計画に基づいた最初の年度であり、組合員の皆様には相当のご尽力を頂いたことを改めてお礼申し上げます。
 昨年は一昨年のような豪雨による災害が鹿角地区では無かったが、秋田市や五城目町では大きな被害が出ました。毎年なんらかの災害の起こる時代になってきていると思います。そういう意味でも農地や、農業用管理施設に被害が起きたときに充分な対応が出来るような土地改良区の基盤を作っていく必要があるなと実感しています。
 今、国の方針として野菜の輸入が一部に偏っているため国内の生産を増やしたいという話が出ています。国会でも農業の憲法と言われている食料農業農村基本法の改正が議論されており、国際情勢含めて食料生産の国内自給率を上げ、あらゆる社会環境や、世界情勢の中で食料が一喜一憂する時代をなんとかクリアしていかなければならないというのが今の政府の法改正の動きになります。
その中でどの地域でも「誰が何を耕作していくのか」が直近の課題としてぶつかってきています。
 鹿角管内では花輪の柴内から毛馬内北部まで五箇所約480haの基盤整備事業を進めており、今年度から毛馬内北部は事業に入りますが、この事業は手上げから完了まで順調に進んで10年から15年かかります。
 事業推進のため、基盤整備事業の中で地区の担い手がどの場所でどのような作物を耕作するのかという計画等を、土地改良区が中心となって進めていかなければならないとなっておりますが、これは鹿角地域全体の課題、問題だと思っています。これからは地域全体として取り組む必要があり、自治体である鹿角市がもっと主体性を持って取組んで頂きたいと思います。
 いろんなことが難しい時代になっていますが、この食料生産の基盤を維持管理していく土地改良区の役割が業務拡大を合わせて責任が大きいと思っています。総代の皆さんにもご難儀をかけますが一年一年を大事に、意見をいただきながら進めて行きたいと思いますので、今後ともどうかよろしくお願いします。本日は議論のほどよろしくお願いいたします

【鹿角市長あいさつ】
 令和6年度かづの土地改良区総代会が盛大に開催されましたことを心よりお慶び申し上げます。
 皆様におかれましては日頃から鹿角地区の農業推進はもとより、市政の各般にわたりましてご理解とご協力を頂いておりますことに厚くお礼申し上げます。今田口理事長が申し上げられた通り大変食料安全保障ということが注目されています。食料安全保障を支える基盤が土地改良区であるということは皆様自明のことでありまして、元々は第一次世界大戦の時のイギリス。Uボートの海上閉鎖で食料がなくなったと。どうしたらイギリスは戦争を勝ち抜けるかということで、土地改良含めて農業基盤整備をしっかりして、自給率を高めていくというようなことがイギリスの政策として取られました。フランスにおいても第二次世界大戦の大変な難儀の中で食料自給率を上げていくということに非常に大きな力を入れてきました。我が国においても海上閉鎖で自給率を高めるというのが至上命題でありましたが、中々うまくいっていない状況で、農政の担当の皆様も難儀をされて今日まで来ている所です。
 また、担い手不足による遊休農地の増加、農業生産基盤の老朽化や資材の価格高騰なども重なり農業全般の環境は厳しいものがあります。しかし、農業生産基盤の推進母体であります土地改良区におかれましては、既存施設の維持管理に加え、農地中間事業の関連や、高収益作物等の導入など農業情勢に即した取り組みが期待されています。市としましても、農業農村について秋田県と協力しながら推進してまいります。
 また、熊の対策も農業農村の厳しい状況が野生動物の跋扈を許しているのではないかということと、やはり農地の管理が非常に重要だということが、自分で十和田高原の今回の現場を拝見して改めて身に染みて感じた次第です。関係機関の皆さんと連携しながら農山村の管理ということに力を入れていくことが大事だなと思っております。
 今後とも皆様と連携を密にしながら持続可能な鹿角の農業の実現に向けました振興策を講じていきますので変わらぬご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
 結びにかづの土地改良区の益々のご発展と皆様へのご健勝とご活躍を祈念申し上げまして挨拶とさせて頂きます。本日は本当におめでとうございます。


【鹿角地域振興局農林部長あいさつ
 本日令和6年度かづの土地改良区臨時総代会がこのように盛大に開催されますこと心よりお祝い申し上げます。田口理事長様をはじめ、総代の皆様には日頃より地域の農業農村整備事業の推進にご尽力頂くと共に、県の各種政策について格別のご理解とご協力を賜っていることに関してこの場をお借りして厚くお礼申し上げます。
 さて、昨年を振り返りますと7月の豪雨によりまして当地域ではそれほど被害はございませんでしたが、県内各地で農地や農業用施設が被害を受けたほか8月の猛暑によりまして米の等級低下や野菜の生育不良が見られるなど気象災害が常態化しつつあるというふうに考えています。現在農作業が本格化しておりますが、今年一年大きな災害が発生しないことを心より祈っている所であります。
 県では生産性の高い農業経営を実現するため水田の大区画化、農地中間管理機構による農地集積園芸メガ団地に代表されるような産地づくりを三位一体で進める秋田型ほ場整備を推進しています。今年度十和田地域に毛馬内北部地区が新規採択されまして、これから事業が本格化していきますが、区画拡大、用排水路等の整備と共に水田を活用した複合経営を推進するため高収益作物であります馬鈴薯の団地化に取り組むこととしております。
 また農村地域の標準化対策としまして老朽化が著しい農業用施設の更新を計画しておりまして、市街地をながれる花輪大堰の水路整備、一の渡および十和田南地区の頭首工の全面改修、末広堰地区のゲートや開水路の改修による用水の安定供給および大雨や洪水による災害の防止等に取り組んでまいります。
 今年度これら五地区の県営事業を実施するため、事業費で対前年度比150%の予算を計上していることから、事業効果の早期発現に向け計画的な工事発注に努めてまいります。
 農業農村整備事業、食料の安定供給、農村地域の防災、減災など地域農業の発展に必要不可欠なものであり、皆様の命、暮らしの活力を支え魅力ある農村地域を創造するためのものですので、引き続き組合員の皆様のご理解とご協力をお願いいたします。
 結びになりますが、かづの土地改良区の益々のご発展とご臨席の皆様のご健勝ご活躍を祈念もうしあげまして、お祝いの言葉とさせて頂きます。本日は誠におめでとうございます。



【提出議案】
議案第1号 令和5年度事業報告について
議案第2号 令和5年度一般会計収支決算について
       会計監査報告
議案第3号 令和5年度一般会計剰余金処分(案)について
議案第4号 令和6年度地区編入及び加入金について
議案第5号 定款の一部改正について
議案第6号 維持管理計画書の変更について
議案第7号 令和6年度一般会計収支補正予算(第1回)について


2024年06月03日